身近なデジタル化事例紹介【vol.3】なごみサロン

デジタル化事例 なごみサロン

「デジタル化、デジタルトランスフォーメーション(DX)、言葉は分かるがどうやるの?」
こんな悩みをよくお聞きします。お悩みに応えるため、多治見市内の身近なデジタル化事例をご紹介しお役立ていただこうと考え、取材して参りました!今回は、10年近く前からネット予約を取り入れている、光ヶ丘の「なごみサロン」半澤幸雄さんに、デジタル化の取組をお聞きしました。

デジタル化POINT

広報活動・予約管理・顧客への連絡・決済にデジタルツールをフル活用

なごみサロン 代表 半澤幸雄さん

市内光ヶ丘にございます、隠れ家リラクゼーション&エステサロンのなごみサロンです。以前は多治見駅北にて営業しておりましたが、昨年の8月に店舗を移転し光ヶ丘にて営業しております。当店は、間もなく開業から10年の節目を迎えます。
当店では、開業間もない頃からネット予約を取り入れています。当時は、今ほどネットでのサロン予約が浸透していませんでしたが、店舗側もお客様側も利便性が高いと考え、利用を続けています。

当店では、予約管理をはじめ、広報活動・お客様への連絡・決済の業務にデジタルツールを利用しています。様々なツールがございますが、どれも当店の営業には欠かせないものです。
エステサロンや美容の業界では、活用しがいのあるデジタルツールが多くございます。他の業界よりも、広く浸透しているかもしれませんね。業界で使われるデジタルツールは多くありますが、どれも欠かせないものばかりです。

サロン運営には、お客様にサービスを繰り返し利用いただく導線を意識することが重要だと感じています。当店が長く利用しているネット予約は、その導線をスムーズにする役割を果たしています。
当店の存在やサービスを知っていただくために、ホットペッパービューティーをはじめ、ホームページ・インスタグラムなどを利用して広報活動を行っています。どのツールも広報活動には欠かせませんが、当店の利用を決断していただいたのに、予約がしづらいようでは良くありません。また、お電話でご連絡いただいた際に出られなかったり、電話を取るために施術中のお客様にお待ちいただいたりすることも、サービスの質を落としてしまうので、良くありません。このような問題は、同業の方にはよく分かる問題かと思います。
そのため、当店では以前からネット予約を取り入れています。お客様がご自身のタイミングで予約をしていただけることや、予約の重複を防止することもできますので、導線がとてもスムーズになります。

近年では、LINEでのご予約も承っています。LINEは、みなさん日頃から利用されていますので、予約の連絡も気軽にしやすいようです。また、施術や商品についてのご質問をいただくこともございます。お客様とのやり取りには、お互いに便利で重宝しています。
決済についても、この数年で大きく様変わりしました。当店では、QRコード決済に楽天Payをいち早く導入しました。QRコード決済についても、出始めた頃は利用できる店舗もあまり多くなく、利用を希望されるお客様も多くありませんでした。今となっては、PayPayを始めとしたQRコード決済は広く浸透し、当店でも多く利用されています。新型コロナウイルス感染症の広まりもあってか、昨年で急速に浸透した気がしますね。

instagramからネット予約などに案内するページを作成されています。

ご紹介した通り、当店では広報活動から予約管理・お客様への連絡・決済まで、様々なデジタルツールを活用しています。いずれも、お客様がスマホから気軽に利用でき、繰り返し利用する導線がとてもスムーズになります。
あまりデジタルツールを利用していない同業の方におすすめしたいのは、LINE公式アカウントを無料の範囲で利用してみることです。店舗側もお客様側も、どちらにとっても身近なツールですから、ハードルは低いと思います。

当店では、施術や取扱商品などにもこだわっていますが、利用のしやすさや業務効率にもこだわっています。今までと同じく、今後も新しいツールが出てくると思います。臆せず、必要なものは利用していきたいと思います。

【取材先】
なごみサロン
〒507-0052 岐阜県多治見市光ヶ丘2丁目89−2
https://www.nagominet.com

【取材・執筆担当】
多治見商工会議所 木次(コツギ)