多治見陶磁器卸商業協同組合の理事長に、丸山陶器株式会社代表取締役 安藤英利氏が就任
多治見陶磁器卸商業協同組合の理事長に、丸山陶器株式会社代表取締役 安藤英利氏が就任
今回は、令和4年5月より多治見陶磁器卸商業協同組合の理事長に就任された安藤英利さんにお話をお伺いしました。
これからの多陶商について
近年、当組合は20年以上に渡り団塊の世代(=豊かな人材)の方々を中心に運営されてきました。そして、ついに世代交代が到来しました。本年は原点に戻り、三つの柱により組合運営を進めたいと考えています。
一つ目は、人材育成です。次代の多陶商を担う人材を育成するとともに、これからの陶磁器を承継するよき仲間(ライバル)を増やしていける環境を整備します。二つ目は、財政健全化です。財政の透明化や徹底したコストカットを試み、安定した収入源を模索して、組合員の負担を軽くするように努めます。三つ目は、持続可能な組合の構築です。現在の組合員数が最盛期の3分の1近くになり、これからも減少していきます。小規模でも安定した運営と組合員に向けて変わらぬサービスを可能にする組合を構築します。
今後の取組みについて
陶器まつりは、多治見を代表するお祭りです。行政も市民も注目しています。コロナ禍であっても陶器まつりを完璧に実施できるよう、1年かけて準備していきます。
また、市のコロナ対策支援事業として今年も「美濃焼Go」実施していただけることになりました。昨年は、特に若い世代の方々から好評をいただきました。1人でも多くの組合員が恩恵を受けることができるような仕掛けを企てていきます。そして、東京ドームでのテーブルウェアフェスティバルや中国キュウライ市で窯業博物館において美濃焼コーナーを設置し、中国交易に拠点を置くことで活路開拓にも積極的に取り組んでいきます。
Tajimi川南まちづくり実行委員会とともに、陶都創造館やオリベストリートで旧中心市街地の活性化により、若い世代から年配の世代の方々まで観光客の誘致をさらに強化していきたいです。
また、組合だよりのペーパーレス化を含め、ホームページ等SNSの発信に注力し、外部との情報交換等、渉外活動にも力を入れたいと思っています。
「すべては組合員のため」をコンセプトに運営をしていきたいと考えています。
●多治見陶磁器卸商業協同組合
〒507-0841 多治見市明治町2丁目4番地
陶都創造館 HP https://www.toutokan.jp/
美濃焼Go HP https://minoyakigo.com/